NIKKEI NET(日経ネット):: "三笠フーズから事故米が流通した企業は給食業者や酒造会社、米菓メーカーなど370社に上ることが判明"あまりにも身近な企業ばかりで驚く。そもそも、この「事故米」とやらを食って死んだ人はいるのだろうか?
農水省の意図とは裏腹に、これだけ広範囲に食されていたと言うことで、もはや「事故米」とは「国民食」だったということを、改めて実感させられた。健康被害も報告されていない。国内農家を保護するだけのために外国米に言いがかりを付けてなんでも「事故米」とする農水省の勝手な認定自体と、高関税との交換条件として外国米は輸入するがそれは国民には食べさせないで隔離するというMA制度自体が、今回の問題の根本にあるのではないか。「良きように処分せよ」として農水省が放出する事故米の価格が実際の品質と比して安すぎるのである。問われるべきは農水省の「モッタイナイ精神」の欠如である。
消費者団体は、ヒステリックに「安全、安全」と叫ぶ前に、こういった根本問題を考えるべきだ。さもないと、この事件を利用して外国米への国民的恐怖心を植えつけようとする農水省の思惑通りの展開となってしまい、国民はますますあいつらにぼられまくることになる。
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3 件のコメント:
素朴な疑問だと思うのですが、輸入時にカビや、基準値を越える薬剤が検出されたりしたら、相手国に引き取らせるのが普通だと思います。
それなのに、脳衰省では、「今後、事故米については、輸出国にひきとらせるということも視野に入れて、再発防止に当りたい。」という、おバカぶりを披露する発言をしております。
自分たちの恥を恥とも思わないような人たちがこの国のトップを占めていると思うと、情けなさを通り越して、真っ暗な気持ちになります。
MA米は、義務とされたトン数を消化するためだけの輸入で最初から使うことを考えていないから、面倒な手間暇をかけるのが嫌なのでしょう。返品すればその分を新たに輸入しないといけないし、逆に「まともな外国米」が入ってきて「おっ、外国米もうまいじゃん」なんて国民に思われたら困るのです。それよりカビの生えたやつを放出して「外国農産物は危険だ!」という認識が広がるほうがあいつらにとっては得。始末書を書かされる農政局の担当者は体のいい生け贄ですな。
この現実を、都市住民はもっと知らなくてはいけないし、自分たちがいいように搾取されていることにもっと怒りを覚えなくてはいけないのに・・・・・・・・。
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